どれを選べば良い? 見守り 介護ロボット徹底比較2021

介護現場の業務改善や負担軽減につながるということで見守りセンサーが注目を集めています。
ここ数年で各社から色々なタイプの見守りセンサーやシステムが発売されるようになりました。
しかし、実際に導入を検討した際には、様々な見守りセンサーがありそれぞれの特徴や導入効果が分かりにくいので教えて欲しいという声を聞くことが増えています。

見守りセンサーには、利用者の動きを検知して知らせてくれる、動作検出通知タイプと
呼吸や心拍数といった生体情報を把握できるバイタル計測タイプがあります。

介護ロボット導入補助でも見守りセンサーの導入は人気のある分野になっています。

※データはメーカー各社のサイト内容より抜粋して表記しています。

※相違点などがございましたらすぐに修正いたしますのでご連絡をいただけますようお願いいたします。

それでは、代表的な見守りセンサーについて見ていきましょう。
※2021年11月4日 LIFELENS(ライフレンズ)Panasonicを追加しました。
 

目次

【LIFELENS(ライフレンズ)】

(画像引用:https://tech.panasonic.com/jp/lifelens/service.html#service-overview)

LIFELENS(ライフレンズ)は、ベッドに設置するタイプのシートセンサーや居室に設置する映像センサーを使用した見守りシステムです。
パソコン上の管理画面や携帯型端末でモニタリングすることができます。
見守りタイプとしては、シートセンサ―と映像センサーを選択して設置できるので、施設や入居者の状態に合わせた見守り環境を構築することができます。


・シートセンサー(動体センサー)では、バイタルセンシング在床状態確認睡眠可視化
・映像センサー(Vieureka)では、居室の様子確認 ができます。

メーカーPanasonic
わかること心拍・呼吸・体動、在床、睡眠の状態、居室の映像
見守りタイプバイタル計測、動作通知、睡眠可視化
ナースコール連動
介護ソフト連携
モバイル端末
プライバシー保護
生体情報
その他他社見守り機器との連携が可能

LIFELENSは更に凄い機能を備えています。
管理画面で他社機器との連携が可能なんです。介護記録や他社の見守りセンサを1つの端末で統合管理することができるんです!
例えば、こちらのページでも紹介しているネオスケアも接続連携が可能なのです。
つまり、現在導入している製品とLIFELENSの組み合わせることで、製品ごとの画面の切り替えなどがなくなるストレスフリーな介護オペレーションが実現するのです!
連携可能な機器は順次拡大中とのことで大変楽しみです。
こちらの機能については非常に画期的な仕組みですので、改めてご紹介していきたいと思っています。

【見守り支援システム 眠りSCAN】

(画像引用:https://www.paramount.co.jp/learn/reductionworkburden/nemuriscan)

眠りSCANはマットレスの下に設置するタイプの見守りセンサーです。
体動(寝返り、呼吸、心拍など)を測定し、睡眠状態を把握します。

体動を検知して活動状況をモニタリングすることで、睡眠中、覚醒のタイミング、起き上がり、離床がわかります。
呼吸や心拍も把握できます。

メーカーパラマウントベッド
わかること体動、睡眠の状態
見守りタイプ動作通知、睡眠可視化
ナースコール連動
介護ソフト連携
モバイル端末
プライバシー保護
生体情報

測定したデータは睡眠日誌や呼吸日誌として活用できるので、夜間モニタリングに威力を発揮します。
装着型睡眠判定器との一致率は約95%。
生活リズム把握や睡眠状況の可視化、体調変化の早期発見と対応に役立ちます。

【aams アアムス】

(画像引用:http://www.biosilver.co.jp/aams/)

こちらもマットレスの下に敷くタイプの見守りセンサーです。
心拍、呼吸、体動、離着床、睡眠の状態をリアルタイムで確認できます。

センサーマットの設置は肩から腰の位置に設置します。細かい位置調整は不要です。
マット部は電気、電子部品を一切使用しないエアー式で身体にやさしい設計です。

メーカーバイオシルバー
わかること心拍、呼吸、体動、睡眠の状態
見守りタイプバイタル計測、動作通知
ナースコール連動
介護ソフト連携〇 ※オプション
モバイル端末アンドロイド、iOS
プライバシー保護
生体情報
その他エアマット対応

睡眠状態は、深い眠り・浅い眠り・覚醒の3段階で表示します。
オプションセンサーを併用することで、離床を検知することができます。
見守りシステムと連動させることで、リアルタイムに各居室の状態を確認することができます。

【見守りケアシステムM-2】

(画像引用https://medical.francebed.co.jp/iryofukushi/mimamori_m2/ )

見守りケアシステムM-2は、ベッド自体に4つのセンサーが内蔵されているタイプです。
ベッド上での動き出しや、起き上がり、端坐位になった時、離床したことを知らせてくれます。

メーカーフランスベッド
わかること体動
見守りタイプ動作通知
ナースコール連動
介護ソフト連携
モバイル端末
プライバシー保護
生体情報〇 ※オプション
その他体重測定ができる

操作はベッドに付属する手元コントローラーで行います。
検知エリアや感度設定もこのコントローラーで簡単に設定操作することができます。
オプション機能で、体重測定やアラーム履歴をみることができます。
接続はナースコール設備に接続する形になります。

【Neos+Care ネオスケア(サーバータイプ)】

(画像引用:https://www.noritsu-precision.com/neoscare/)

壁に取り付けるタイプのセンサーです。
赤外線で、起き上がり、端坐位/柵超え、離床、ずり落ち、入室、退室、生体異常を検知します。

メーカーノーリツプレシジョン
わかること体動、生体異常
見守りタイプ動作通知
ナースコール連動
介護ソフト連携
モバイル端末アンドロイド、iOS
プライバシー保護
生体情報〇 ※オプション

センサーカメラが、ベッド部分を3次元電子マットとして捉え、3Dでセンシングすることで動作を判断します。
経済産業省ロボット介護機器開発導入促進事業における「見守り支援機器(介護施設型)」の「優秀機器認定」第1号製品に認定されました。

【エイアイビューライフ】

(画像引用:https://aiview.life/)

AIと名の付く、壁などに設置するカメラタイプのセンサーです。
広角IRセンサーの採用により、従来センサーでは不可能であった居室の全エリアを対象とした危険予兆動作と危険動作を検知することができます。

メーカーA.I.Viewlife
わかること体動、転倒、柵超え、ずり落ち、生体異常
見守りタイプ動作通知
ナースコール連動
介護ソフト連携〇 ※オプション
モバイル端末アンドロイド、iOS
プライバシー保護
生体情報〇 ※オプション
その他個室・多床室でも使用可能

画像解析技術により、転倒や転落に至る危険動作の予兆ができる点が大きなポイントです。

見守りセンサーに加えて生体センサーを足すと、生体情報の取得ができるようになっています。
カメラと生体センサーの常時見守りをすることで重大な事故の防止につなげます。

【シルエット見守りセンサ】

(画像引用:https://www.king-tsushin.co.jp/)

居室の壁面に取り付けるタイプの見守りセンサです。
ベッド上の状況を赤外線センサによって検知します。

メーカーキング通信工業
わかること体動
見守りタイプ動作通知
ナースコール連動
介護ソフト連携〇 ※オプション
モバイル端末アンドロイド、iOS
プライバシー保護
生体情報
その他ワイヤレス対応

【見守りライフ】

(画像引用:https://www.totec-mlife.jp/system/index.html)

ベッドの脚もしくはキャスター部分の下に設置するタイプのセンサーです。
4つの離床センサーにより、利用者のベッド上の動きの検知と離床の予知を実現し、転倒・転落事故を未然に防止します。

メーカートーテックアメニティ
わかること体動、睡眠の状態
見守りタイプ動作通知
ナースコール連動
介護ソフト連携
モバイル端末アンドロイド、iOS
プライバシー保護
生体情報〇 ※オプション
その他体重測定機能あり

体重測定機能も搭載しているので、わざわざ体重を測るということがなくなります。
見守りシステムと連動させることで、リアルタイムに各居室の状態を確認することができます。

【ペイシェントウォッチャープラス】

(画像引用:https://www.totec-mlife.jp/system/index.html)

居室の壁などに設置するタイプのセンサーです。
内蔵カメラで利用者やベッド周りを見守り、利用者のベッド上の動きを検知します。
画像解析により、起床、離床、入床、就床を教えてくれます。
心拍数と呼吸数を非接触で計測してくれます。

メーカーアルコ・イーエックス
わかること体動、バイタル
見守りタイプバイタル計測、動作通知
ナースコール連動
介護ソフト連携
モバイル端末アンドロイド、iOS
プライバシー保護
生体情報
その他録画機能付き

利用者の映像はぼかし処理にも対応し、プライバシーへの配慮も安心です。
お知らせ機能により、利用者の動きを分析してチャイム音で知らせてくれます。

【HitomeQ(ひとめく)】

(画像引用:https://www.konicaminolta.com/jp-ja/care-support/index.html)

天井に設置するタイプのセンサーです。
赤外線カメラと行動分析センサーで入居者の行動を認識し、手元のスマートフォンへ映像を通知します。

メーカーコニカミノルタQOLソリューションズ
わかること体動
見守りタイプバイタル計測、動作通知
ナースコール連動
介護ソフト連携〇 ※オプション
モバイル端末アンドロイド、iOS
プライバシー保護
生体情報
その他録画機能付き

起床、離床、転倒、転落を教えてくれるので、かかりつけ対応の負担軽減に役立ちます。
センサーの記録映像は、異常が起こった時のみ録画されるため、プライバシーもしっかりと守られます。

最後までご覧いただきありがとうございます。 動態検知や生体情報検知など、様々な見守りセンサーがあったと思います。 導入の際は迷うことがあると思いますが、見守りセンサーに求める機能を明確にすることで徐々に選択肢は絞られていきます。 これらの見守りセンサーは、介護ロボット導入補助金やIT導入補助金を活用することで導入に係る費用負担を軽減することができます。
介護テクノロジーの普及にお役立ちができることを願っています。

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  Robo+.net(ロボタスネット) 介護ロボット活用支援チーム  作成者:逢坂大輔

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